オオハシさん!オオハシさん!
聞きました?
フタユビナマケモノ課長が左遷されるらしいですよ
・・・やはりか
あの人、めちゃくちゃ優しかったのに…
残業してると「がんばってるねえ」って声かけてくれたし、
「動物ビスケット」まで差し入れてくれたこともあったんですよ?
(「動物ビスケット?」)そう
始末書書くのも一緒に夜まで残ってくれたり、
しょんぼりしてたら飲みに連れて行ってくれたり・・・
歩くの遅いから終電逃しちゃいましたけど・・・
・・・そうなんだね
いや〜ショックだな〜
まじで
で、後任は?
それが最悪なんですよ〜
まさかの
まさかの?
メガネカイマン部長が兼任するらしいんですよ!
ありえなくないですか?
よりにもよって・・・
まあ、想定内だな・・・
想定内?
想定内ってなくないですか?
あ〜フタユビナマケモノ課長!
まあ、仕方ない
仕方ないって、あのメガネカイマン部長ですよ!
報告の順番がちょっと違っただけで「お前に任せるといつもこれだ」って冷たく言われたんですよ!?
ハラスメント研修の直後の会議ですよ?
どんな心臓してんのあのワニ!?
ワニって・・・
あ〜なんで良い人が偉くなれないで、嫌な人ばっかり上に行くんですかね!?
もうやだ!会社辞めます!
嫌な人ばかりが偉くなり、 良い人は偉くなれない?
なるほど
事実ですよ。
フタユビナマケモノ課長部下にみんなに慕われてて、
みんな「次は絶対部長ですね!」って
みんなで「キャラメルフラペチーノパーティー」開いたんですから
「キャラメルフラペチーノパーティー」はよくわからないが、
君が考えている『嫌な人ばかりが偉くなり、良い人は偉くなれない』
と感じる現象は
「PM理論」で説明できるかもしれないな。
PM理論?
PM理論では、リーダーシップを「P機能(目標達成機能)」と「M機能(集団維持機能)」の2つの軸で捉え、それぞれの強弱により4つのタイプに分類する
難しそうですけど。一応聞きます。。。
まずはPM型:P機能とM機能の両方が強い理想的なリーダー。
目標達成とチームの維持・強化の両方に優れている理想系
ただしこんな超人は普通はなかなかいない
そんな完璧な人なんか嫌ですけどね(笑)
次はPm型:P機能は強いが、M機能が弱いタイプ。
成果には強いが、人間関係は築けないタイプ。
数字は出すが、チームが疲弊しがちだ。
メガネカイマン部長…!アイツだ、
それ、まじでアイツじゃないですか!
・・・
アイツマジでやばいんですよ。PPPmくらいですね。絶対
次行っていいかな?
あ、すみません。どうぞ
次はpM型:M機能は強いが、P機能が弱いタイプ。
チームの雰囲気は良く、
人間関係は得意だが、
成果はイマイチ。癒やし系だが、上層部からは評価されにくい。
フタユビナマケモノ課長…(涙)
最後にpm型:P機能とM機能の両方が弱い未熟なリーダー。成果もチームの維持も難しい状態
そんな無能います?成果も人間関係もイマイチって終わってますね(笑)
(冷ややかな目線)
え?なんですか?その目線。嫌だなオオハシさん。
僕PM流派
フタユビナマケモノ課長派ですよ
まあ、いいや
でもそれがわかったところでどうするんですか?
基本的にはみんなPM型を目指すべきなんだ。
まあ、そりゃそうですね
pM型の人がPM型を目指すには、
目標達成に向けた道筋を明確にし、チームと共有することが重要だ。
具体的な計画を立て、進捗を管理することで、P機能を強化できる
なるほど
でも実際にはそんなに簡単な話じゃない。
なんでですか?
フタユビナマケモノ課長がある日、意識を変えただけで、
メガネカイマン部長みたいに剛腕振るうイメージできるかい
いや〜
ナイナイ。ないな〜
だろ。逆にPm型のメガネカイマン部長が・・・
PPPm型です。アイツはPPPmです。
Pm型なんて生やさしいもんじゃない
まあ、PPPでもいいけど、つまりそのmがMになるかい?
絶対無理です!
・・・・
神に誓える!これだけは神に誓える。天地がひっくり返ろうとも
まあ、つまりそう言うことさ
なるほど。なるほどですが、でもな〜
あ〜フタユビナマケモノ課長〜
(飛び去る)
やれやれ
◆PM理論についての解説
PM理論は、リーダーの行動を「目標達成に向けた機能(P機能)」と
「チームの維持・調和に関する機能(M機能)」の2つに分けて考える、
行動理論のひとつです。日本の社会心理学者・三隅二不二(みすみじゅうじ)氏によって提唱されました。
●P機能(Performance Function:目標達成機能)
P機能とは、リーダーがチームや組織の目標を達成するために、
進捗を確認し、課題に対処しながら計画を実行していくための力です。
目標を明確にし、道筋を立て、必要なアクションをチームに指示したり、
成果をチェックしたりすることが含まれます。
P機能が強いリーダーは、チームを成果に導く力を持ちますが、
強く出すぎると冷徹な印象を与えることもあります。
●M機能(Maintenance Function:集団維持機能)
一方でM機能は、チームの雰囲気や信頼関係を大切にし、
メンバーの心理的な安心感や一体感を保つ力です。
リーダーがメンバーに声をかけたり、対立をうまく調整したりして、
チームの絆を守る役割を果たします。
M機能が高いリーダーは、メンバーに安心感を与え、
離職の防止やモチベーション維持につながります。
●PM理論による4つのタイプ
PM理論では、これら2つの機能の強弱を組み合わせて、リーダーを次の4タイプに分類します:
| タイプ | 特徴 |
|---|
| PM型 | 成果もチーム運営も両立できる理想型。チーム全体を活かしながら、目標も達成できる。 |
| Pm型 | 成果は出せるが、チームの雰囲気作りやケアが苦手。数字優先で冷たく映ることも。 |
| pM型 | 人間関係を重視し、和やかな空気を作るが、成果が出にくい。癒し系だが上層部に評価されにくい傾向も。 |
| pm型 | 両方の機能が低く、まだリーダーとしての力量が未成熟な状態。 |
●PM型リーダーを目指すには?
理想のPM型リーダーになるためには、まず自分の得意・不得意を把握することが出発点です。
P機能を高めたいなら、目標を数字で明確にし、進捗を定期的に確認する癖をつけると良いでしょう。
一方で、M機能を高めたい人は、メンバーとの雑談を増やしたり、困っている人に声をかけることから始めてみてください。
リーダーにとって「人に任せる力」や「信頼をつなぐ姿勢」も、M機能の一部です。
小さな気配りや、日々の声かけが、やがて大きな信頼へと育っていきます。
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